歩いて帰る

幡ヶ谷の青い鳥に久々にお邪魔した。大好きなラッサムと豆とトウモロコシのカレーを混ぜ合わせて食べる瞬間が大好き。しかも無理言って海老のココナツカレーもオーダーした。たくさん食べて、おしゃべりもたくさんして、歩いて自宅まで帰った。かなり時間はかかるのだが、それもまたよい。満腹感は一歩歩くたびに心地よく解消され、家に着く頃にはただただ充実した感じだけが残っていた。友達と話しながら帰って来たのだが、お互いどのような家庭環境で育ったかという話をする。二年ほど友だちなのだけど、改めて聞いてみると知らないことばかりで、なるほどね、そういう環境が今のこの人をつくっているのだなーと思う。時々朝起きると、前後不覚になるというか、ひとっ飛びに今日が来た感じがする。そんな時ないですか?いつの間にこんなところに来てしまったんだろうと。毎日いろんな決断をして、積み重ねてここまで来たのだけど、今を生きることに必死すぎて、今の自分を形成するものがなんなのかを掴み損ねてしまうのだろう。たまにはのんびり歩いて帰って、過去に想いを馳せることも大事なのだなと思う。