20181020

七回忌。

読経を聴きながら、ぼーっとおばあちゃんの遺影を眺めていた。

とても優しい人だった。

叱られたことは思い出すだけで一度しかない。

ニコニコしながらいつもわたしたちの話を楽しそうに聞いてくれた。

法事というのは、このためにあるんだな。

集まって、大切な人を思い出して、みんなでご飯を食べて、おしゃべりをして、

そしてそれぞれの暮らしに戻る。

おばあちゃん、元気ですか。

そちらにはカレー、ありますか?

いつの日かそちらに行ったら、わたしのカレーを振る舞うね。