20180809

わたしがとても好きな小説、『横道世之介』を貸し出ししていて、手元に帰ってきたから、少し開いて読んでみている。やっぱり好きだなこの小説。泣いたり笑ったり全てが詰まっている。


作家の吉田修一さんの作品はほぼ読んでいる。(『悪人』だけは、映画で先に見てしまい、読むのを後回ししてしまっているけど。)吉田修一の作品は、芥川賞を受賞した『パーク・ライフ』も、映画になった『怒り』も、この『横道世之介』も、全て現実で起きた事件や、彼が目にしたものをきっかけに書かれているのがわかり、だから、リアリティに溢れている。純文学的な作品も、直木賞的な作品もどちらも書いてしまう稀有な作家だけれど、どの作品も目を背けたくなるほどリアル。見た目は美しく食べごろなアボカドに、包丁を入れると、中は茶色く変色し、筋が走っていて、ああもう一つも同じかもしれない、と諦めながら割るとこちらは一面グリーン。人生全部がグリーンじゃないよねー。色々アルヨネーと思わせてくれるのだ。


朝から偏頭痛に悩まされ、すごいしんどかったけど、久々の青い鳥さんのカレーをランチに食べ、一昨日くらいからどうしても食べたかった焼肉を夜ご飯で食べた。わたしの本日は茶色からグリーンへ。さ、寝よ。



and CURRY

Everything and CURRY