大岩食堂&ハバチャルイベント スペシャルQ&Aタイム(後編)

大岩食堂さん&ハバチャルさんとのコラボイベントで行った、

お二人への質問タイム~後編~です。

前半はこちらからどうぞ。

今更感がすごいけど、ぜひご覧ください!


ゆきな(以下ゆ):では次。あ、これ私もすごく聞いてみたい!

「コラボした相手の仕事ぶりをみて、へぇえーそういう風なことをするのか!という発見はありましたか?」

大岩さん(以下お):ありはしましたけれど、本人を目の前にしてはちょっと言いづらい!

飯塚さん(以下い):なかなかすばらしい質問ですね。

ゆ:はい!いい質問です。

い:ほかの飲食店の厨房に入ると物の配置とか見ますね。そういうので人を判断したりしますね。よく他の方から、大岩食堂さんは料理が出てくるのがものすごく早いって聞いていて。今日実際一緒に仕事してみてよくわかりました。ものすごくお仕事が早いので、だからかと。見習いたいなと思いました。

ゆ:フー!(笑)では大岩さんからもお願いします。

お:最初12時(お昼の回)でやった時より飯塚さんのスピードが上がっていて、ちょっとやばいって思っていました。あと、全然関係ないんですが、「今日のBGM何にする?」と聞かれて、僕は忙しい時テンション上がるのがJBなので、JBをかけてたんですね。そしたら、飯塚さんが途中で「JBいいね」って言った時はグッときました。

ゆ:それが今日コラボして一番良かったことが…そこ?!みたいな感じですけど。

お:そう、なんかすごい一体感を感じました。

ゆ:ありがとうございます。では、次に行きますね。

「(ウールガイの)ねっとりした感じはスパイスですか?」オイルですかね?

お:うーん。それ、ずっと考えてるんですけど…あの、塩の量も結構入っているんですよね。元々自分で考えたものではなく教わったものなのでなんとも言えないんですけど。どうなんでしょうね?

い:最初からあります?途中から出てくる?

お:割と最初からありますね。

ゆ:パウダー(スパイス)も入ってます?

お客様:すみません。この質問ぼくがしたんですけど、この間「エリックサウス」に行ってやっぱりすごい美味しいなと思って自分で試しているんですけど、このねっとりしたものって何なのかと思って。これも3週間くらいですか?

お:これは3日前くらいです。(作った)次の日から美味しく食べられるように。油にマスタードシードを入れてテンパリングという方法で加熱した後、スパイスと素材とレモン果汁を入れるんですけど、そこではほとんど加熱しません。加熱しすぎちゃうと大根からの水分が出ちゃって美味しくなくなるんですよ。大根のコリコリした食感を残すには加熱時間を短くすること。そんな感じです。

ゆ:あとであの本を見て下さい(笑)。では次、「今日の2つのカレーは、それぞれどんなイメージで作られたのですか?ぜひお聞きしたいです。」

材料はさっきお答えいただいたので、最初にどんなイメージを設定して作ったのかを教えてください。

い:とんがった感じです。一言でいうとシャープな感じを想定して作りました。

ゆ:大岩さんは?

お:レシピを作る時に一から作る場合と元ネタがある場合とあるんです。これは元ネタがあったような気がするんですけど、なんだったかは覚えてないですね。牡蠣カレーを作る時に色々調べて、シーフードのカレーが大体こんな感じかと出来上がりのイメージを想像しながら調整して作りました。これは玉ねぎをペースト状にしているんです。はじめはみじん切りでやってたんですけど、ココナッツが入っているから玉ねぎの触感は必要ないなと思ってペーストに変えたりしました。

ゆ:ありがとうございます。次は、12時の回にも同じ質問をいただいたので、私がさらっとお答えします。

「最後の晩餐には何が食べたいですか?」

という質問で、お2人は納豆ご飯。私は温泉たまごでした。皆カレーじゃないっていう!じゃあ最後の質問です。

「今まで食べた中で一番美味しかったとか、自分の料理に影響を与えたとか、カレーにまつわる思い出エピソードを教えてください。」

い:ずいぶん前になりますが、僕が飲食業に入った一番初めのお店がインド料理屋だったんです。そこはタンドリーチキンやナンが出てくる普通の北インド料理屋さんで、2年弱いました。現地の人しかいないお店で、インド料理のことを何も知らないで入ったので、ビックリしたのがまかないだったんですね。今でこそ色んなタイプのカレーが日本に入ってきてますけど、当時は典型的な北インド料理しか知らなかったので、いわゆる彼らの家庭料理みたいなまかないを食べた時に衝撃を受けました。

ゆ:美味しかったから?

い:なんか全然違くって。印象的だったのは彼らはお店の商品は一切食べない。まかないしか食べないこと。(家庭料理が)よっぽど美味しいんだろうなと思って。「なんで食べないんだ?」って聞くと、美味しくないとは言わないんだけどそういうニュアンスで答えていました。

ゆ:なるほど。それが飯塚さんのカレーに影響を与えたエピソードなんですね。

い:ものすごく影響を受けました。それがきっかけで日本では食べられないインド料理を食べてみたくて、お店をやめた後実際インドに行きました。

ゆ:ありがとうございます。では、大岩さん。

お:僕は全然違うジャンルの料理、イタリアンをやっていたんです。たたき上げじゃなくて居酒屋とかで働きながらイタリアンに入ったので、先輩に「お前にはルーツがねぇ」みたいなことを言われて。「こいつを言い負かすには何か方法はないかな」と考えたのがスパイス料理だったんです。カレーが好きだったので、これを勉強すれば戦えるなと。要は、飲食業で食っていく為の自分の武器になるものが欲しかった。たまたま親の仕事の取引先にスリランカがあって、その人が何度か家でカレーを作ってくれて、これは美味いなと思って。違う料理をしていたけれどこのまんまじゃいけないなと思って、(作ってくれた)その人に「勉強したいんだけど、行っていい?」って言ったら、「とりあえず来い」ってなって。で、1か月ばかり勉強して帰ってきました。それまではスパイスカレーってあんまり作ったことがなくて、インド料理店で働いている期間って前のお店と今しかないんですよ。だから料理の経験はあるんですけど、インド料理はまだまだ研究中です。

ゆ:はい、ありがとうございました!

皆:(拍手)

ゆ:ではお時間が迫って参りました。今日は皆さまお越しいただきありがとうございました。お2人の通常営業のカレーも超スーパー美味しいので、ぜひ足を運んでみて下さい。そしてたまに思い出した時にand CURRYのイベントにも来ていただけると嬉しいです!今日は本当にありがとうございました。

皆:(拍手)


わたしまですっかり楽しんでしまったイベントでした。

きてくださった皆様、ありがとうございます!

次は秋くらいにできたらいいなと話しています〜(あ、もうすぐだ)