夏から秋へのバトン

ラフォーレ原宿でのイベントに9/7.8、参加することになっている。どんなカレーを作ろうか、考えていた時にふと、夏の終わりと秋の始まりを一皿で表現できたら素敵だと思った。野菜は季節のバトンを紡いでいく。オクラやおかわかめやすいかから、ごぼうやきのこやいちじくに。夜に外を歩いていても、蒸し暑さは少なくなり、セミが鈴虫へいつのまにか交代している。わたしたちは前進する時間の中で息をしているけど、ときどき前進が感じられなくなることがある。二社目の新卒で入った女の子が、会社にいると季節を感じられないと泣いていたことを思い出す。変わり目を感じることは贅沢なことでもなんでもない。